福岡県の名物でホルモンを使った鍋料理と言われて想像するものは何でしょうか。
多くの方は「もつ鍋」を想像するかと思います。もちろん正解です。
しかし、もうひとつ正解があります。それは何でしょうか。
そう。田川ホルモン鍋です。
福岡県民でも食べたことがないという人も多い、知る人ぞ知るご当地グルメなのです。
Twitterで福岡県の方々に尋ねてみると、県民でも食べたことのない方が多数。
しかし、田川ホルモン鍋を知らないのはもったいなさすぎます!
実際に福岡県田川市で食べるのはもちろんなのですが、ホルモン鍋は自宅で誰でも簡単に作れる優秀な激ウマ節約料理なのです。
疲れた時の夕食にもなるし、ビールにも合う。
現代人の家庭料理のど定番になるポテンシャルのあるメニューです。
今回は「田川ホルモン喰楽歩」監修のもと、田川ホルモン鍋の魅力をお伝えしていきましょう。
「田川ホルモン鍋」とは
田川ホルモン鍋とは、焼肉のタレで下味をつけたホルモンと玉ねぎ、キャベツ、もやし、ニラなど大量の野菜を鉄板で炒めつつ煮る料理。
福岡県田川市が誇るローカルフードです。
具材はもつ鍋と似ていますが、もつ鍋は味噌や醤油味のスープで煮る一方、田川ホルモン鍋は焼肉のタレで下味をつけ、甘辛く煮る点が大きく異なります。
もつ鍋は博多駅付近や天神界隈の居酒屋でも食べられる機会が多いのですが、田川ホルモン鍋は専門店が少なく、福岡県民でもご当地以外ではなかなか出会う機会がありません。
お店で食べようと思うと、田川市内にある焼肉店やもつ鍋店に行くケースが多いようです。
お店で食べるのがやはりおいしいのは間違いありませんが、どなたでも簡単に自宅でつくれる、お手軽な家庭料理でもあります。
炭鉱の街で生まれた庶民のグルメ
福岡県田川市はもともと炭鉱で栄えた街。安価でスタミナがつくホルモンは炭鉱マンたちに好んで食べられていました。
内臓肉であるホルモンを食べる文化は、当時炭鉱で働いていた多くの朝鮮半島出身の方々から伝えられたものだと言われています。この田川では「とんちゃん」と呼ばれ、親しまれていたようです。
その後、田川のご当地グルメとして盛り上げようという気運が高まり「田川ホルモン喰楽歩」が誕生しました。
「田川ホルモン喰楽歩」とは
「田川ホルモン喰楽歩(くらぶ)」とは「田川ホルモン鍋」をアイコンに、福岡県田川市に活気を取り戻すために立ち上がったボランティア団体です。
全国各地のグルメイベントに出展し、ご当地グルメとして「田川ホルモン鍋」の普及に努めています。
今回の記事制作にもいろいろと協力していただきました!
【お店編】田川ホルモン鍋はこうして作る
そもそも田川ホルモンはどんな材料&レシピで作られているのか。 そのことを知るべく、田川ホルモン喰楽歩会長の池田さんと、おいしいホルモン鍋を食べるために福岡県田川市にある焼肉店「幸楽園」にやってきました!
幸楽園のホルモン鍋はホルモン(牛小腸)、シマ腸(牛大腸)、ハチノス(牛第2胃)、 センマイ(牛第3胃)、ハツ(牛心臓)が使われており、どれも新鮮でプリップリで歯応え抜群! 甘辛い焼肉のタレでおいしくいただくことができます(2人前2,260円)。
では作り方を見ていきましょう。
まずは材料から。
牛小腸 500g
ハチノス 150g
ハツ 150g
焼肉のタレ:300cc
玉ねぎ:300g(1〜1.5cm幅の櫛切り)
キャベツ:300g(4〜5cmの角切り)
もやし:200g
ニラ:50g(5cm程度に切り揃えておく)
木綿豆腐:1丁(20等分に切っておく)
はじめに、鉄板に焼肉のタレで軽くもみ込んで下味をつけたホルモンを入れ、その上に野菜などの具材を乗せていきます。
具材は玉ねぎ、木綿豆腐、キャベツ、もやし、ニラの順に乗せていくのが一般的。
具材を乗せたら、野菜にタレが染みるようにさらに上からタレをかけます。
野菜がしんなりして、具材全てに火が通れば完成です。(後半は自宅で作ってみることになりますが、レシピ・手順はほぼこの通りです)
焼肉のタレで煮込むと聞くと「こってりしすぎでは?」「しょっぱそう」と思うかもしれませんが、野菜の水分が多くしみ出すので、実際には見た目以上にさっぱりした仕上がりになります。
焼肉のタレは、ホルモンと野菜の旨味がしみ出たコクの深いスープへと生まれ変わります。
ビールやレモンサワーに合いますし、ご飯のおかずにもなるおいしい鍋料理です。
シメはうどんorチャーハンで
シメはうどんがおすすめ。ちゃんぽんを好む人も多いようです。
旨味たっぷりの残った汁はうどんとよく合って、これが絶品でした。
田川ホルモン喰楽歩の池田さんは「残った汁は余すところなく楽しむのがおすすめ」とおっしゃいます。最後は残った汁で巧みにチャーハンをつくってくださいました。
焦げないようにていねいに鉄板の水分を飛ばしながら、ご飯と玉子を炒めて、チャーハンを仕上げていきます。
できたチャーハンは、まさに絶品。
ホルモン鍋のおいしさを、余すところなく楽しむことができて大満足でした!
多くの方は「もつ鍋」を想像するかと思います。もちろん正解です。
しかし、もうひとつ正解があります。それは何でしょうか。
そう。田川ホルモン鍋です。
福岡県民でも食べたことがないという人も多い、知る人ぞ知るご当地グルメなのです。
Twitterで福岡県の方々に尋ねてみると、県民でも食べたことのない方が多数。
しかし、田川ホルモン鍋を知らないのはもったいなさすぎます!
実際に福岡県田川市で食べるのはもちろんなのですが、ホルモン鍋は自宅で誰でも簡単に作れる優秀な激ウマ節約料理なのです。
疲れた時の夕食にもなるし、ビールにも合う。
現代人の家庭料理のど定番になるポテンシャルのあるメニューです。
今回は「田川ホルモン喰楽歩」監修のもと、田川ホルモン鍋の魅力をお伝えしていきましょう。
「田川ホルモン鍋」とは
田川ホルモン鍋とは、焼肉のタレで下味をつけたホルモンと玉ねぎ、キャベツ、もやし、ニラなど大量の野菜を鉄板で炒めつつ煮る料理。
福岡県田川市が誇るローカルフードです。
具材はもつ鍋と似ていますが、もつ鍋は味噌や醤油味のスープで煮る一方、田川ホルモン鍋は焼肉のタレで下味をつけ、甘辛く煮る点が大きく異なります。
もつ鍋は博多駅付近や天神界隈の居酒屋でも食べられる機会が多いのですが、田川ホルモン鍋は専門店が少なく、福岡県民でもご当地以外ではなかなか出会う機会がありません。
お店で食べようと思うと、田川市内にある焼肉店やもつ鍋店に行くケースが多いようです。
お店で食べるのがやはりおいしいのは間違いありませんが、どなたでも簡単に自宅でつくれる、お手軽な家庭料理でもあります。
炭鉱の街で生まれた庶民のグルメ
福岡県田川市はもともと炭鉱で栄えた街。安価でスタミナがつくホルモンは炭鉱マンたちに好んで食べられていました。
内臓肉であるホルモンを食べる文化は、当時炭鉱で働いていた多くの朝鮮半島出身の方々から伝えられたものだと言われています。この田川では「とんちゃん」と呼ばれ、親しまれていたようです。
その後、田川のご当地グルメとして盛り上げようという気運が高まり「田川ホルモン喰楽歩」が誕生しました。
「田川ホルモン喰楽歩」とは
「田川ホルモン喰楽歩(くらぶ)」とは「田川ホルモン鍋」をアイコンに、福岡県田川市に活気を取り戻すために立ち上がったボランティア団体です。
全国各地のグルメイベントに出展し、ご当地グルメとして「田川ホルモン鍋」の普及に努めています。
今回の記事制作にもいろいろと協力していただきました!
【お店編】田川ホルモン鍋はこうして作る
そもそも田川ホルモンはどんな材料&レシピで作られているのか。 そのことを知るべく、田川ホルモン喰楽歩会長の池田さんと、おいしいホルモン鍋を食べるために福岡県田川市にある焼肉店「幸楽園」にやってきました!
幸楽園のホルモン鍋はホルモン(牛小腸)、シマ腸(牛大腸)、ハチノス(牛第2胃)、 センマイ(牛第3胃)、ハツ(牛心臓)が使われており、どれも新鮮でプリップリで歯応え抜群! 甘辛い焼肉のタレでおいしくいただくことができます(2人前2,260円)。
では作り方を見ていきましょう。
まずは材料から。
牛小腸 500g
ハチノス 150g
ハツ 150g
焼肉のタレ:300cc
玉ねぎ:300g(1〜1.5cm幅の櫛切り)
キャベツ:300g(4〜5cmの角切り)
もやし:200g
ニラ:50g(5cm程度に切り揃えておく)
木綿豆腐:1丁(20等分に切っておく)
はじめに、鉄板に焼肉のタレで軽くもみ込んで下味をつけたホルモンを入れ、その上に野菜などの具材を乗せていきます。
具材は玉ねぎ、木綿豆腐、キャベツ、もやし、ニラの順に乗せていくのが一般的。
具材を乗せたら、野菜にタレが染みるようにさらに上からタレをかけます。
野菜がしんなりして、具材全てに火が通れば完成です。(後半は自宅で作ってみることになりますが、レシピ・手順はほぼこの通りです)
焼肉のタレで煮込むと聞くと「こってりしすぎでは?」「しょっぱそう」と思うかもしれませんが、野菜の水分が多くしみ出すので、実際には見た目以上にさっぱりした仕上がりになります。
焼肉のタレは、ホルモンと野菜の旨味がしみ出たコクの深いスープへと生まれ変わります。
ビールやレモンサワーに合いますし、ご飯のおかずにもなるおいしい鍋料理です。
シメはうどんorチャーハンで
シメはうどんがおすすめ。ちゃんぽんを好む人も多いようです。
旨味たっぷりの残った汁はうどんとよく合って、これが絶品でした。
田川ホルモン喰楽歩の池田さんは「残った汁は余すところなく楽しむのがおすすめ」とおっしゃいます。最後は残った汁で巧みにチャーハンをつくってくださいました。
焦げないようにていねいに鉄板の水分を飛ばしながら、ご飯と玉子を炒めて、チャーハンを仕上げていきます。
できたチャーハンは、まさに絶品。
ホルモン鍋のおいしさを、余すところなく楽しむことができて大満足でした!