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2017年09月12日

麺は口ほどにものを言う〜ご当地ヌードル探訪〜 見た目を裏切る癒やし麺 埼玉県さいたま市岩槻区の「豆腐ラーメン」



日本各地に根付いた「麺料理」を求めて、全国を巡る「ご当地ヌードル探訪」。今回訪れたのは、埼玉県さいたま市岩槻区です。日本人形の生産地として有名な岩槻の街には、いたるところに人形店の看板が見えます。

のまちいわつき」のキャッチフレーズの通り、街のさまざまなところに日本人形にまつわる作品が。 2005年にさいたま市に編入され、現在「区」となっている岩槻ですが、南北朝時代の資料に地名が載っているほど歴史のある土地で、江戸時代には城下町・宿場町として栄えました。岩槻駅から徒歩20分ほどのところにある岩槻城址公園には岩槻城の跡などがあり、歴史を感じられるスポットとなっています。

太田道灌によって築城されたとされる岩槻城のうち、現存する「大手門」。貴重な遺構です。

公園内には、かつて使われていた東武鉄道の急行電車「きぬ」も。冷房の効いた車内で涼むことができます。
まだ暑さの残る日差しの中、木陰が心地よい岩槻城址公園を歩いていると、何やら「豆腐ラーメン」の文字が書かれたのぼりが見えてきました。実はこの公園の中に、埼玉県が誇る「豆腐ラーメン」発祥の店、「レストラン大手門」があるそうです。早速行ってみましょう!

レストラン大手門は、公園内「市民会館 いわつき」の中にあります。のぼりには「元祖豆腐ラーメン」の文字が。

一階の入り口では日本人形がお出迎え。さすが人形のまち!
入り口を右に曲がると、すぐに広々とした空間に出ました。飲食スペースなのでしょうか、たくさんのテーブルや椅子が置かれ、多くの人が食事を取っています。その向かいに大手門の入り口がありました。

開放的で親近感のわく入り口。ショーケースにはさまざまなメニューがそろっています。

食堂をほうふつとさせる店内は一見狭そうですが…。
テーブルと椅子は、先ほど通りかかった飲食スペースにあったものと似ています。どうやら先ほどのスペースも大手門の一部だったようです! 
それでは早速、豆腐ラーメンを注文してみましょう。
出てきたものは…マーボー豆腐が乗ったラーメン!?
どんぶり一面に浮かんでいるのは大きめに切った豆腐。それを、とろみのついたあんかけが包んでいます。これだけ見るとピリリと辛そうなマーボー豆腐ですが、トッピングのネギ、わかめはラーメンの定番。なんだか不思議な気分になってきました…。

ロゴロと入った豆腐は、つややかな絹。

あんかけの下から、中太のちぢれ麺とスープが出現。あんかけと麺を絡めていただきます。
食べてみると…おや? 非常にあっさりとした味わいのラーメンではありませんか! スープは鶏ガラベースのしょうゆで、あんかけとともにさっぱりとしており、辛さはほとんどありません。マーボー豆腐だと思って食べるとそのギャップに驚くはず。見た目よりもさらさらのあんかけとちゅるちゅるの麺が絡み、食べやすさは抜群です。
つるんとして柔らかな豆腐は崩れにくく、味がギュッと詰まったひき肉と好対照な食感。交互に口に入れることで飽きずに食べ進められます。トッピングのネギがあんかけともラーメンともネギが合うのは当然ですが、それ以上にわかめがぴったりとマッチしているのにはびっくりです。

味を変えたいときには自家製ラー油がオススメ。市販のものより爽やかな辛みが特徴的です。
見た目とは180度異なるあっさりとした味わいに意表をつかれていると…。
三輪さん「豆腐ラーメンを食べたお客さんが、あまりにもあっさりとした味に驚いているようだったら、こちらの思い通りです。一口食べて“えっ?”となる味を目指していますからね」

声をかけてくれたのは、コックの三輪俊一さん。
三輪さん「豆腐ラーメンのコンセプトは、“お口にやさしい・財布にやさしい・体にやさしい”。とにかくあっさりとした食べ飽きないラーメンで、年配の方を中心に愛されています。しょうゆラーメンに豆腐あんをかけた老若男女にやさしい味が特徴で、辛い味のものは豆腐ラーメンとは言えません」 言われてみると、確かにお客さんには年配の方が目立ちます。シニア世代をとりこにする豆腐ラーメン、その作り方を見せていただきました。
■シンプルな賄い料理から始まった“埼玉の味”

大きな中華鍋いっぱいに豆腐あんを準備します。
三輪さん「豆腐ラーメンのポイントはやっぱりあんかけ。豆腐は岩槻区内にあるお店の、煮込んでも崩れにくい指定のものにこだわっています。ほんの少し、アクセントとして辛味をつけるために入れるラー油とネギ油は自家製。テンメンジャンを入れると本格的なマーボー豆腐になってしまうので、使っていません」

麺をゆでている間にスープを準備。かえし(しょうゆダレ)に加えるスープは澄んでいます。
三輪さん「スープにもこだわっていて、鶏ガラと豚ガラにネギ、ショウガといった野菜を煮込んで出汁をとり、コクを出すために背脂も入れています。コラーゲンたっぷりのある秘密の食材も使っているので、お肌にもやさしいですよ」
スープに麺を加え、あんを乗せてわかめとネギを飾れば完成です。要はマーボー豆腐+ラーメンというシンプルな図式ですが、それもそのはず。なんとこのメニュー、始まりは賄い料理だったそうです。

三輪さん「うちはもともと結婚式用の料理を作るレストランとして開店しました。和洋中なんでもこなす中で、ある料理人が賄いとして出した豆腐ラーメンを先代社長が気に入り、メニューとして提供するようになったんです」
現在大手門は看板商品の豆腐ラーメン以外にも多くのメニューを扱うだけでなく、仕出し弁当やケータリング、結婚式用メニューまで対応する“グローバルレストラン”として展開しています。
三輪さん「口コミで人気になってから、岩槻の街のさまざまな飲食店で豆腐ラーメンが提供されるようになりましたね。2008年には“第2回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦”に参加し、初出場で優勝というありがたい結果をいただきました」

第4回大会でも優勝した豆腐ラーメン。ショーケースにはトロフィーが飾られています。

店内の壁に飾られた「感謝」の文字。お客さんのことを大切にしているのがわかります。
埼玉B級ご当地グルメ王決定戦での快挙をきっかけに、人気に拍車がかかったと三輪さんは言います。今となっては、豆腐ラーメンが注文の8割を占めるまでになったんだとか。
三輪さん「みなさんに愛していただいて本当にありがたいですね。やはりあっさりした飽きない味が定番になっているのか、普段いらっしゃるのは地元客がほとんど。一方春の花見シーズンは桜の名所・岩槻城址公園に訪れた観光客でごった返します。常連客の中には“麺固めで”とか“少し辛くして”とか、自分好みの味で注文する人もいるんですが、いつしかこちら側でも覚えてしまい、顔を見ただけでお客さんの好み通りに作れるようになりました(笑)」
麺に絡んだ豆腐あんのように、地域にしっかりと密着している豆腐ラーメン。みなさんも岩槻に訪れた際は、埼玉自慢のB級グルメを味わってみては?

店舗情報 ● レストラン大手門
さいたま市岩槻区太田3-1-1市民会館いわつき内
048-758-1122
11:00〜18:00(L017:40、月休)
※記事中の情報・価格は取材当時のものです。

 
posted by terry at 08:27| Comment(0) | ご当地グルメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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